こたつむり

機動戦士ガンダムのこたつむりのレビュー・感想・評価

機動戦士ガンダム(1979年製作のアニメ)
5.0
◆ 激震!歴史に刻まれた伝説のアニメ!
  君は生き延びることが出来るのか!?

ある一定の世代にはバイブルに匹敵。
そのうち、教科書に採択されるかもしれません。「教科書なんて飾りです。偉い人にはそれが分からんのです」と子供たちに言われる可能性も高いですが。

何はともあれ、時代を牽引したのは事実。
未だに『ガンダム』ばかりを集めた月刊誌が存続していますからね。出版不況が叫ばれる昨今、かなり特異な事態だと思います。エヴァもスゴイですが『ガンダム』のブランドは別格なのです。

また、そんな伝説級の作品でも。
最初のテレビ放映は打ち切りだった…というのも面白いエピソード。「本編で登場しない伝説のモビルスーツ!」なんて謳い文句で発売されたプラモデルは…正直なところ「格好良くないなあ」なんて思いましたけどね。

ただ、当時の勢いは本当にスゴかったです。
信じられない話ですが、大磯ロングビーチの売店でもガンプラを売っていたんですよ。在庫は“ドダイYS”ばかりでしたけど。それでも、子供にとっては羨望の的でした。親にせがんで買ってもらった記憶があります。

ガンプラは色々な種類がありましたからね。
それも魅力のひとつですよね。玩具はコレクション性が高くないと面白くないのです。『キン肉マン』におけるキンケシもそうですけど、無数のラインナップというところに男児は目が輝くわけで。売れ線ばかりを追求する昨今は、寒い時代だと思います。

あと、本作がブレイクした陰の功労者。
それは『宇宙戦艦ヤマト』だと思います。
『ヤマト』の下地作りがあったから、本作が受け入れられたわけで。世界観の構築を助けた『ガンダムセンチュリー』の存在も、その延長線上。そう考えると松本零士先生もスゴイですよね。

まあ、そんなわけで。
外堀を埋めるような話題ばかりですが…それは劇場版の感想で熱くなりすぎたから。控えめを心掛けないと話が止まらないのです。サブタイトルの話題だけでも、ご飯がお代わり出来ますからね。

だって、第42話のタイトルなんて「宇宙要塞ア・バオア・クー」ですよ。最終回の手前なのに、なんで俯瞰的に捉えるんですか。格好良すぎませんか?あと、涙が止まらない第28話は「大西洋、血に染めて」ですからね。うは。何それ。鳥肌ものです。あとあとあとあと、第10話も良いですよね!「ガルマ散る」って。タイトルで全てを言い表しているんですが「散るってこういうことか!」なんて子供心に衝撃があるわけで。それと、それとね(以下、省略)
こたつむり

こたつむり