このレビューはネタバレを含みます
結構前に見ました。最初にバナナフィッシュをみたとき、なんの情報もなくみました。
ショーターが死ぬ瞬間をみて
「あ。。。このはなし。。。やばいかも。。。」と感じました。
その予想は的中し、最後まで報われない話を貫き通した作品となりました。
最終回を見終わってしばらくは、「なんでアッシュは死ななければならなかったのか」ということしか考えられませんでした。アッシュは死による解放を望んでいたようですが、そんなのあまりにも受け入れられなかったです。だって、英二は必死に守ろうとしたのに…
最後の手紙の内容は、本当に綺麗な言葉で、アッシュへの思いが綴れていました。アッシュはそれで満足してしまったの?本当に?アッシュは生きようと思えば生きられたのに…。
どうしてなんだよという思いを抱えたまま、「光の庭」という後日談があることを知りました。それを最近拝読し、やっと何か報われたようなきがしました。そう、やっとアッシュが光の中、つまり表に出ることができたのです。英二の写真のおかげで。すごく綺麗なお話です。いろいろな感情を呼び起こしてくれるこの作品は、後世に受け継がれるべき名作ですね。
岡田斗司夫さんのYoutubeで、バナナフィッシュの舞台背景を語っている動画をみました。ベトナム戦争とドラック問題を題材にしながら、アメリカを徹底的に調べ上げて書かれている作品なのだなと感銘を受けました。海外のリアクターの方にも違和感なく受け入れられているので、本当にすごいです。