べっきゃむちゃん

小林さんちのメイドラゴンのべっきゃむちゃんのレビュー・感想・評価

小林さんちのメイドラゴン(2017年製作のアニメ)
4.5

神との戦いに負けボロボロになり人間の世界へと逃げ込み孤独になってしまったドラゴンのトールはその日の夜、独り身で社畜のOL小林さんと出逢い助けてもらう。
その翌日、小林さんの家に訪ねてきたのはメイド服を着た女の子のトールだった。

自分を助けてくれた小林さんへ恩返しをする為に慣れない人間の世界でメイドとして一生懸命働くトールと、最初は困惑するが徐々にトールの健気さに惹かれていく小林さんとのはちゃめちゃな日常を描くハートフルコメディ!!


このアニメの存在は割と前から知ってたけどやたらと登場キャラが巨○、爆○で何も知らない人からしたら如何わしいエロアニメを観ているというレッテルを貼られかねないので避けてた。笑

しかしやたらと評価が高いのが気になって鑑賞したところ、あっという間にシーズン2までエリックワイナイナよりも速いスピードで完走。

登場キャラ1人1人がしっかりと描かれていて愛着が湧き、魅力があるのが良い。

小林さんのメイドとして働くトール以外に
小学生として子供達と遊ぶドラゴン。
小林さんの同僚として働くドラゴン。
オタクとしてゲーム三昧のドラゴン。
露出狂でショタコンのドラゴン等といった
その気になればこの世に終末をもたらすほど強い力を持ったドラゴン達が人間界で人々と仲良く暮らし、共存している構図がまず笑えるし微笑ましい。

シーズン1は基本的にそんなドラゴンたちが人間界に馴染みながら共存していく日常生活に重点を置いたストーリー構成だったが、シーズン2からはそんなドラゴン達の過去を深掘りし、より一層ドラゴン1体1体に愛着が湧くような構成へと変わり、観れば観るほどこの作品が好きになっていく構図となっている…

すべて観終わった後にはシーズン1のOPソングである『青空のラプソディ』を無限ローテで聴きまくってしまうという始末。

とにかくこのOPソングとアニメーションが良過ぎてシーズン1のOPは1つも飛ばさずに観たのでごじゃる。

人の寿命よりもドラゴンの寿命は遥かに長く、いつかお別れの時が来てしまうのにも関わらずその日々を大好きな小林さんの為に捧げ、毎日頑張るトールが健気過ぎてキュン。

孤独だった小林さんも人と違った感性を持つドラゴン達と交流する事で少しずつ心境が変化していく過程も良いよねぇ。

京都アニメーションの作品はこれが初めてだったけどキャラや風景の描き方が本当に綺麗で感動した。

これからもっと京都アニメーションの作品を観てみようと思いました。アザシタ