BK477

ウィッチブレイドのBK477のレビュー・感想・評価

ウィッチブレイド(2006年製作のアニメ)
4.3
2000年代前半の傑作の1つ。
それまでは清純派のキャラが大半だった能登麻美子の挑戦という事で当時話題になった作品。
「SAMURAI 7」や「バジリスク」で名を上げてきた気鋭のGONZOのオリジナル作品にして、(※厳密には原作有)
後に「ジョジョ」シリーズも手掛ける脚本家の小林靖子による熱いドラマによって
アニメーションファンからは”隠れた名作”として認知されているはず。

ウィッチブレイドという特殊能力を得てしまったヒロインが
2つの巨大組織の争いに巻き込まれながら、母として娘の為に戦いに身を投じるという、
「用心棒」も彷彿とさせる設定であり、哀愁が漂う。

また、各登場人物の行動原理がはっきりしており、それぞれの人物が己の目的の為に動く事で物語が進むいわゆる「キャラクター主導型」であるため、原因と結果に大きな納得感が生まれる。

1クール目のサイキックラバー手掛けるOPソング「XTC」も本作の世界観とバッチリで、オープニングから一気に世界観に引き込まれる。
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