nobuo

ぼっち・ざ・ろっく!のnobuoのレビュー・感想・評価

ぼっち・ざ・ろっく!(2022年製作のアニメ)
-
(8話まで視聴済みの時点での感想)

「これは人生、するかしないかというその分かれ道で、するという方を選んだ、勇気ある人々の物語です」(荻昌弘「ロッキー1」解説より)
…「ぼっち・ざ・ろっく!」、そのタイプの物語じゃん!

キャラクター或いは視聴者が抱く劣等感・ネガティヴさを“そのままでいいんだよ”と無責任に肯定する物語(あえて具体名は出さないが)は好みでなく、本作もそのタイプの物語かな…とたかを括っていたら全然違っていた。むしろ正反対。
「卑屈な現状を肯定したくない」という主人公の基本姿勢が好み。確かに言動が空回りしてばかりで痛々しいけれど、本人なりに必死で“する”方の選択肢をとり続けているから応援したくなる。後藤ひとりちゃん、君は令和のロッキー・バルボアだ。スタローン信者の俺が言うくらいだから誇張じゃない。

何かとトラブルメーカー気味な名前の元ネタが脳裏をよぎってしまうのが玉に瑕。アジカン、高校時代は滅茶苦茶好きだったんだけどな…。「ムスタング」とか「ブラックアウト」とか。
あと、もうちょいyoutuber活動中の様子も具体的に見たい。今後描写される?
nobuo

nobuo