キラリ

東京マグニチュード8.0のキラリのレビュー・感想・評価

東京マグニチュード8.0(2009年製作のアニメ)
3.8
“こんな世界、こわれちゃえばいいのに”

ぜひ、ネタバレとか事前情報なしで、観てほしい作品。

今まで当たり前にあったものが、突然壊され、なくなってしまう。今まで当たり前にいた人が、突如としていなくなる。なくなって初めて気づく、そのありがたさや尊さ。でも気づいた時にはもう遅い。だからこそ、今を大切に。

15時46分、震源地は東京湾北部、マグニチュード8.0。「もしも、東京で巨大地震が発生したら・・・」を描いた物語だ。このアニメが、テレビで放送されたのは、2009年。まだ、東日本大震災が起こる前である。劇中には、650万人にものぼる帰宅困難者や災害用ロボットの描写も登場する。

若年層への「啓発」を目的として製作されたアニメらしいけど、物語の展開も非常にわかりやすく、感情移入しやすい作りになっているので、普段アニメをあまり観ない方にも老若男女問わず心に響く作品になっていると思う。
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