現代に起こる東京大震災を
できるだけ忠実に想定した
全11話のアニメ。
東日本大地震前の
2年前に作られているんですが
あの日以降に観た人は
より一層感じるものが増したと思います。
泣かずに観終わるのは無理難題。
あたしと中2で嗚咽合戦でした。
"初めて家族に会いたいと思った"
反抗期真っ只中のヒロインのこの台詞が
昔子どもだった自分にも
今大人になった自分にも響いたんです。
アニメなのに
そこには魔法も召喚も超能力もなくて
電車ならすぐに帰れる場所までが遠くて。
奇跡のような出逢いはあっても
それは決して無敵ではなくて。
家族って
365日のうち、300日ぐらいは
居て当たり前の存在なんですよねえ。
その "当たり前" の積み重ねが
残り65日の "普通じゃない日" の自分を
根底から支えていることを
365日
感じていられたらいいのになあ。