ウシュアイア

デュラララ!!×2 転のウシュアイアのレビュー・感想・評価

デュラララ!!×2 転(2015年製作のアニメ)
3.6
『デュラララ!!』シリーズの全4部作の3作目。
1作目2クールの終わりで一つの区切りがあり、2~4作目で『デュラララ!!×2』となって、一つの続き物で、少し中途半端なところから始まって中途半端なところで終わる。

そもそも『デュラララ!!』という作品は結局のところ池袋のカラーギャングのお話で、ネット時代のサブカルとオカルが入っている『池袋ウエストゲートパーク』みたいな話である。

主人公の帝人が始めた「ダラーズ」ないの異分子の粛清をめぐり、様々な勢力を巻き込んで抗争が激化し、ダラーズとかかわりが深い折原臨也、平和島静雄、岸谷新羅、門田京平といった大人組までもが襲撃・拉致監禁・逮捕されたりといった事態になっていく。

ミステリなんだろうけど、ストーリーや人間関係は分かりにくい。首無しライダーの話は横においておいて、今作は帝人たち以上に大人組が中心になって話が進んでいくので、大人組の動向に注目して観ていくと話が見えてきやすいかもしれない。

真面目に細かくストーリーを追っかけようとすると疲れるが、何となく観ていても大筋の話はつかめ、カラーギャングの抗争の話とはいえ、作品全体に漂う力の抜けた感じが不思議と心地がよい。
ウシュアイア

ウシュアイア