Eegik

北へ。〜Diamond Dust Drops〜のEegikのネタバレレビュー・内容・結末

北へ。〜Diamond Dust Drops〜(2004年製作のアニメ)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

北へ。~Diamond Dust Drops~

2004年放送

2023/9/17~20

北海道旅行(札幌~稚内)を一週間後に控えて、北海道関連の作品を探していたところで、岡田麿里がいくつかの話数で関わったというのを聞いて運命を感じて観始めた。もともとギャルゲー原作のほうの存在は知っていて、
https://astersaki.hatenablog.com/entry/2023/09/03/030842
ですたんさんのブログでもごく最近、聖地巡礼記事が投稿されていたので、ほんとうにタイムリー。
ゲームも3, 4作あって、このTVアニメ版はそのうちのひとつを原作として1クールアニメに仕立て上げたものらしい。


9/17(日)
1, 2話 ~函館~茜木温子 編
2話ごとに、北海道の各地域に1ヒロインずつ配置してオムニバスをやる形式か。
このゼロ年代前半の古い深夜アニメ感、魔法遣いに大切なこと~Someday’s Dreamers~を思い出す。 ※というかキャラデザが同じ千葉さんだった。

三角関係モノではあった。グラサンの既婚者おじさんが20歳そこそこの女性とくっつかなくて本当に良かった……
もとはゲーム原作のギャルゲーということだけど、これって男主人公は誰?? コメントで、ゲームの前日譚というのがあったけど、そういうことなのか。
なんか各話で1回はめっちゃへんな演出/カメラワークがあって驚く。

9/18(月)
3, 4話 ~北見~白石果鈴 編
おはなし自体はまぁすげえ陳腐なメロドラマで面白くはないが、この2話は脚本が岡田麿里。
しっかり三角関係で年上の幼馴染男女に疎外される失恋ヒロイン(超メルヘン恋愛脳お嬢様)の話なのは笑う。美海、あおい、五実……。
しかも、それでいて恋敵の女性との深い(メールを通じた)関係も描かれていて、なるほどこの頃からマリー脚本だなぁといったところ。北見の名産「ハッカ」も『アリスとテレスのまぼろし工場』要素だし。。
てか、北海道紹介アニメなのにほとんど病院しか映してなくて大丈夫なのか。北見のいいところがメールや写真越しにしか登場しない……。
個人サイトの時代感

9/19(火)
5, 6話 ~札幌~朝比奈京子 編
能登さんだ~~わ~~~い!!!
この酷い性格の女性造形は作り手のミソジニーの発露でしかないのでは。
キャラもシナリオもまじで薄っぺらすぎて…… 次回予告の能登さん本人の語りのほうが価値がある
5話は西村純二絵コンテ。花田十輝脚本
そういやこれ北大か。
チャレンカの恋

7話 ~旭川~北野スオミ 編
岡田麿里脚本。おねショタだ。マリー脚本でおねショタって他にあったっけ
不審者ヒロイン…… ショタをつかまえて、彼に自己投影?するかたちで彼に語りながら過去を回想する、なんか変わった構成の話だった。てかゆいいつヒロインが男に恋してないのか。
けっきょく足を怪我したのはスオミなのかもう一人の子なのか最後まで分からんかった。
やっぱりマリーは、男子との関係を取っ掛かりにして根本には同性の女子との関係があるヒロインを描くのが好きねぇ
最初と最後の小学生男子ふたりのやりとり(「どっちがHか勝負して決めようぜ!」)もマリー印。


9/20(水)
8, 9話 ~札幌~催馬楽笙子
不倫だ~! 不倫芸能人とそのストーカー。こわい
これ原作にもある話なのか? さすがにオリジナルだと思う……
FAXとか時代を感じますね

すげぇぶっとんだ話だった・・・ これ現代でやったら炎上モノだろう。いろいろと倫理観がおかしい
ラジオで発言した欲しいものをすぐに届けてくれるからストーカーのことが段々と怖くなくなってくるとか、怖いよこっちが。
なんか良い話風で終わったのマジでわらった 味気のない虚無シナリオよりは観てて面白い

そういえば今のところヒロイン全員、失恋して終わってるんだな。やっぱギャルゲーの前日譚なのか


10, 11話 ~帯広~原田明理 編
父娘愛モノ。虚無
恋愛モノではなかったがこっちはあの青年とこの先くっつきそうな雰囲気

12話 最終回
これまでのヒロイン6人プラス原作の真ヒロイン?と思われる人が総出演する。
函館の子、彼氏出来てたけどこれがゲーム版の主人公なのかな。つまりゲーム本編の後日談と。
6人が並んでる写真、不倫者が混じってるのめちゃくちゃ面白いな。

アニメ観終わった。まあわざわざ観る価値はなかった。古き良きギャルゲー原作アニメの何もかも微妙に上手くいってない一例。
Eegik

Eegik