ろいろい

円盤皇女ワるきゅーレのろいろいのレビュー・感想・評価

円盤皇女ワるきゅーレ(2002年製作のアニメ)
2.7
"だって…僕の魂の半分は、君のものだから。"

■作品について■
4度にわたってアニメ化されており、アニメでは原作から離れてのオリジナルストーリー展開らしい。

■感想■
2002年に放送されたドタバタラブコメディ作品。
全12話。

挿入歌の「Agapē」があまりにも有名な作品。

ストーリーは、
既に宇宙人が珍しくない時代を舞台に、
銭湯に墜落したヴァルハラ星王女・ワルキューレと、彼女と命を分かち合った地球人・時野和人とのドタバタ日常を描いたもの。

個性溢れる登場人物。
そして、一昔前のギャルゲーチックな萌アニメ。
ということに尽きるのが本作。

悪い意味で王道なストーリーに、
設定を全く活かせていない構成。
ラブコメなのに"お互いの気持ちの変化"が全く読み取れない展開。
過剰気味なお色気にギャグ風味の中身がない萌作品だった。

何がともあれ本作が評価を得ているのは作品自体ではなく、挿入歌の「Agapē」。
1度聞いただけで鷲掴みにされる美麗な音と甘く儚い歌声。
歌っているのは岡崎律子と日向めぐみのツインボーカルユニット「メロキュア」。

実は知らない人も多いだろうけど、
平成アニソン大賞に「残酷な天使のテーゼ」とともに選ばれたのが「Agapé」。

ClariSを発掘した人としても有名な音楽評論家・冨田明宏が「平成音楽史で'"実は超大事な曲"」と話していたほど。
多くのアニメクリエイター&アニメ史に影響を与えたことであまりにも有名なので、ぜひ1度は聴いてみて欲しい。

アニメの方は
幼女とのキスシーンが毎話必ずでてくるので厳しい人には厳しいと思う…。
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