コバタケ

ようこそ実力至上主義の教室へのコバタケのレビュー・感想・評価

3.5
2023年08月11日ネトフリ全12話観賞(各話23分)。
2017年放送の進学・就職率100%の全寮制の国立高校を舞台にした競争エリート主義ラノベ原作アニメの第1期。

原作は知らない。第1期再鑑賞。2期を見始めたが、1期の内容を忘れており何がなんだかわからずイッキ見する。

舞台は、設立目的に「将来の日本を背負って立つ若者世代を育成すること」を掲げる全寮制の国立高校「高度育成高等学校」。60万平米超の敷地内に、カラオケ、家電、ファションショップなどがあり、生徒は外出や連絡を禁じられている。

金銭の代わりに毎月10万円相当のポイントが支給される。ポイントには、クラス全体を評価するクラスポイントと代替金銭として使用できるプライベートポイントがあり、前者は全体評価で下位が上位クラスを上回る入れ替えとなる。進路保証されるのは、3年時終了時点で最上位であるAクラスのみ。後者は、物だけでなくテストの点数、他クラスへの移籍、校則のグレーゾーンをついた賄賂にも使える。

学校独自のSシステムにより生徒をリアルタイム評価し数値化されポイントに還元される。クラスは、総合的な能力(学力、運動能力、協調性、コミュニケーション等)により振り分けられ、上からA,B,C,Dの順で1学年に4クラスある。という設定。

お話は、主人公が最下位のDクラスに入学から1年生の夏休み前までが描かれる。他クラスや個人に対して、組織・個人の両面から様々な戦略・戦術を用いてポイントを獲得し、人間関係を構築していくさまを観ることが出来る。

哲学や数学知識が戦略・戦術、個人の思想に反映されおり、各話のサブタイトルは「哲学者の名言」として、例えば1話は、F・W・ニーチェ「アンチ・クリスト」の"悪とは何か――弱さから生ずるすべてのものだ。"が引用されている。

賭けグルイやONE OUTS(ワンナウツ)が好みならオススメ出来る。

memo
・KADOKAWA
・既刊25巻(2023年6月現在)
・840万部(2023年6月現在)
・AT-X

テレビアニメシリーズ
★2017 第01期 ようこそ実力至上主義の教室へ
・2022 第02期 ようこそ実力至上主義の教室へ 2nd Season
・2024 第03期 ようこそ実力至上主義の教室へ 3rd Season(予定)
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