終物語の5の情報・感想・評価

ほうほう

壊れてしまった家庭に生まれた少女の物語、終物語 世の中を,自分のことを客観的に見ようとしすぎるあまり、自分被害性を矮小化し過ぎてしまい自己肯定感を完全に潰してしまった少女 「幸せになんてなるべきじゃない、今更なれない」「私の脆さで幸せになったらグシャッと崩れてしまう、幸せの重みに耐えられない、今更幸せになるよりぬるい不幸に足首まで浸かって適当に凌いでいたい」と嘆く老倉に対して「あなたが幸せになれないのは幸せになろうとしていないから、幸せになろうとしない人間を幸せにすることは誰にもできない」 「お前が潰れるほど重い幸せはこの世に無い、幸せは眩しくもなければ重くもない、幸せを過大評価するな、あらゆる幸せはお前にとって丁度いいんだ」「だからそんなふうに幸せを嫌うな、世界を嫌うな、自分を嫌うな」「お前の中にあるあらゆる嫌いは僕が受け入れてやるからお前はもっと自分のことを好きになれ」 と緩い不幸を浴び続けニヒリズムに陥る老倉に対して羽川,阿良々木は暖かい正論で老倉に手を差し伸べる 観ていてあまりに苦しかった、日本のあらゆる所で起きている問題がそこには描かれていた そしてそんな幼児期から苦しみ続け、もう自分は手遅れだと思っている人達への叱咤激励がそこには描かれていた

今回のコメンタリーは戦場ヶ原さんと老倉さんだったわけですが、最初はどんな副音声になってしまうのか不安でしたが、予想に反してかなり面白く、しっかり笑わせて頂きました(｡>∀<｡) かなりエキセントリックな老倉さんですが、素になった時はそのギャップが大きいせいもあってかなり可愛いですね(♡ˊ艸ˋ♡) 老倉さんの声を担当された井上麻里奈さん、素晴らしい声優さんですよね。 そしてこれを書かれている西尾維新さんはやっぱり凄いですね(⑅ ॣ•͈૦•͈ ॣ)꒳ᵒ꒳ᵎᵎᵎ それにしても戦場ヶ原さんのツインテール、見てみたかったですw

井上麻里奈の芝居が上手すぎる…！狂気を孕んだ老倉育の声に鳥肌が止まらない。上手すぎて怖すぎる。 羽川としては境遇が近い分、好きになるし気にかけるよね。2人とも壮絶すぎるんだけれども。