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機動戦士Vガンダムのnamieのレビュー・感想・評価

機動戦士Vガンダム(1993年製作のアニメ)
4.7
ずっと観れてなかったVガンダムをついに視聴。バンダイチャンネル様ありがとう……
主人公補正無視のゴロゴロ死んでいく味方、量産化されているガンダム、めちゃくちゃ弱い仮面の男など、ガンダム作品で作り上げられてきた不文律を破壊しているのが新しく、鮮烈。
視聴の順番が逆になってしまったけど鉄血のオルフェンズは間違い無くVガンダムの系譜ですね。
シリアスな戦争描写を描きつつ、要所で出てくるギャグ漫画的なシーン(捕虜と入浴とか水着部隊とか)が交錯して、作品全体の雰囲気が不気味。てか、くそキモい…😂
作中で出てくる最終兵器「エンジェル・ハイロゥ」の含めて、そのキモさが絶妙にフィットしているのもまた事実…。
作品を通して敵味方含めウッソに甘い大人達。生死をかけた作戦なんかもウッソ中心で考えちゃいます。理由は強いし子供だから。
リアルな戦争を描いているのに、一方ですごいアニメな展開を作ってるのが作品内で緩やかに矛盾を生んでるのも絶妙に気持ち悪い雰囲気をはらんでます。

なぜそこまでの憎悪が突き動かしているのかが不明な大悪人カテジナさん、演出装置として仕方ないとは思いつつ自由行動で場を乱しまくるシャクティにイライラしつつも、少なくなったら足すだけやからと言わんばかりにお姉さん要員を補充していくシュラク隊に救われるミッドサマー的プロトタイプエヴァンゲリオン鬼畜おねショタ作品です!!(????)
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