のちのよるねこ

アベノ橋魔法☆商店街ののちのよるねこのネタバレレビュー・内容・結末

アベノ橋魔法☆商店街(2002年製作のアニメ)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

見たくなり見返したらムチャクチャやってた。小学生が知り合いの死から逃避するために創造した幼稚な世界での珍道中なのでそういうコンセプトといえばそうだけど、GAINAX楽しんでるなーってなった。

子供の頃に見たときは最後失敗せずに魔法で現実を改変して、まさ爺の死も改変してハッピーエンド!と思ったけど、これ最終回の最後に一話の次回予告が流れるから今後ループするのが暗示されてるのね。
結局、現実は変えられない…というかループに囚われてバッドエンドだった。悲しい話だ。まあ記憶があればループを抜けていつかは現実に向き合うだろう。

まあ4話、5話が微妙かもしれない。前半は突き抜けてなくて退屈かもしれない。ご愛嬌。

見返したら、思った以上に話が良く出来ていた。あと会話のテンポが良く聞いていられる。アニメも作画は安定しないがパロディが楽しい。

EDのあなたの心にのカバー良いよね。OPももちろん名曲。

土地の再開発や変えられない現実、今と昔さまざまなレイヤーが重ねられていて全てが陽気に物悲しい。
「まあなんちゅーかて達者がなによりや。」というのはまさにこのアニメを見たあとに強く響く。考えすぎかな。

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