GetBackers 奪還屋の41の情報・感想・評価

エピソード41
さらば愛しき人よ
拍手:0回
あらすじ
「あ、見えた見えた!あそこに、何だか知らないけど国家機密を奪った悪い奴らがいるんだねっ!」 そう言いながら暗視モードでビデオカメラを撮影しているのは銀次であった。そのレンズの先には夜の海があり、そこに海底油田の海上 精油施設がそびえ立っている。そしてその施設にはマシンガンで武装した哨兵が多数警護にあたっていた。 奪還ターゲットの確認のために現地に赴いた奪還屋の二人だったが、その様子を見た蛮はこう言うのだった。 「こいつは、一端出直して作戦を練ったほうがよさそうだな…。」 そしてHONKY TONKに戻り、ヘヴンにビデオの映像を見せる二人。 「観ての通りだ、ヘヴン。こいつはちょっと厄介だぜ?」 と、ビデオの映像を観ていて、突然、ハッとなるヘヴン。そして、テープを巻き戻し、その画像を確認するとおもむろに立ち上がり、今回の依頼の キャンセルを二人に告げるのだった。 どういう事だと引き止める蛮を、バッグから取り出した札束で黙らせ、彼女は逃げるように店を出て行くのであった。 実は彼女は、ビデオ画像の中の兵士達の肩に見覚えのあるワシをかたどったマークを見つけていたのだった。そしてそれは、ヘヴンの昔 の恋人エイジを殺した一団のものと同じマークだったのだ。形状自在特殊軽合金の研究をしていたエイジは、その研究を強奪に来たワシの マークの一団の凶弾に命を落としていた。そして、今回奪われた国家機密とは、完成したその形状自在特殊軽合金のサンプルなのであった。 恋人の遺志を継ぐため、今回の奪還は自分で実行することを決意するヘヴン。そうして一人、敵地に乗り込むのであったが…。