私は怒っている!
今だかつて、女子達が我々非モテを異性として、そして人間として見た事が一度でもあっただろうか…
否、断じて否である! 一度たりとも無いではないか!
そして今、私は君達にも又、怒っている! 君達は堕落しきっている! 君達は現実から目を背け、安易なラブコメという享楽にふけっているではないか!
そうだとも、我々はとても弱く、時の流行に流されやすい。
私もまた君達と同じ弱き者の一人なのだ。こうやってアニメや映画、漫画にほとんどの時を費やしている。
だが同志よ、
思い出すのだ! 女子の冷ややかな目、陽キャの嘲笑、寒い布団。
思い出すのだ! 全く上手くない部活動、毎日真っ直ぐ家に帰った事、赤点の数々。
これこそ我らの「リアル」ではなかったか!
さぁ、聞け! アニメが、映画が、漫画が、空想が、我々を救ったか!
同志よ、もう一度聞く! 空想がこの苦しい境地から我々を救い出してくれた事が一度でもあったか!
無い! そう、一度たりとも無いのだ!
だから同志よ! 今こそ団結の時だ!
戦う時なのだ! 今こそ我々を去勢せしめんとする女子に反旗を翻す時だ! そうではないか!
どうか諸君よ、この私に力を貸してはくれまいか! 共に自由を取り戻そうではないか!
私の言葉を聞いても尚、諸君の中には無謀な事だと諦める者も居るだろう。それも仕方のない事だ。あれだけの辱めを受けたのだもの。
しかし同志よ、どうして戦わずして自由が手に入れられようか! 夢は掴もうとしなければ掴めないのだ! 跪いて生きるより、立って死ぬ方がマシではないか!
さぁ、団結するのだ! 迫害された同志の為に。そして、我らの自由の為に!
さぁ、立ち上がれ男児! 立ち上がれ股間! 今こそ復讐の時だ!