美少女お給仕ロボット到来というガキの妄想全開な内容を、プラメモ的な有限的憐憫のラブコメとSFバトルで魅せるそこそこ愉快な作品。
まずやっぱりcv川澄綾子の純真と清廉さが堪らない。風貌と戦闘能力的にはブラクロのロベルタな感じもあるけど、そこそこなポンコツっぷりが圧倒的な愛嬌。
水着や浴衣姿まで見せてくれるのはいいんだけれど、時代性なのか放送コードの問題か、がっつりB地区までモロ見えなのは逆に萎える気がしてしまうな。“エッチ過ぎなのはいけないと思いますっ！”
痴女教師はもうほぼ犯罪レベルだし。昔の作品はなにか先生キャラにめっちゃ「女！」ってイメージ付与する感じある。（今では逆に先生なのにロリとかが多いのかな。）
あと何気にOPのラストがめっちゃエヴァ味。そういや最後もヤシマ作戦っぽい。
終始お色気やコミカルな要素が強かったが、不意の『学校の怪談』みたいな切なさも好きだったので、もう少し落ち着いたささやかな問題解決系でもありな気がした。
バトルはそれなりにカッコよく、近未来的なメカっぽさが目立つのに使うのは武骨な実弾銃だったりする戦闘スタイルがイケてた。
無私と自己実現や敵と味方の境界の曖昧さを扱うシリアス部は、なんとも過酷で優しい感じがして、最後まで見届けたくなった。
