志麻凛

未来日記の志麻凛のレビュー・感想・評価

未来日記(2011年製作のアニメ)
3.6
「魔法少女育成計画」「プラチナエンド」などの作品のように、特定の枠を巡って争い合うサバイバルアニメ! 神候補である12人(7thは2人で1組)が夫々所有する未来日記を駆使していく。


全26話の重みや緊張感は「Steins Gate」に等しく、人間ドラマにおけるエログロが痛々しく写実されてるので、精神的にウッと来ることが多くある。鬱展開待ったナシの魔法少女アニメを見てるのと同じような感覚に陥った。そして、1st〜12thの中には『愛や望み』を唄うものがいるので、心打たれる時が少なからずあった。

また、その中で繰り広げる、未来日記を用いた騙し合いには見応えがある。1つ1つの日記にはメリットがあり、その分のデメリットがあるのが、ベタながら好き。それを上手く構成させた戦闘に、毎話毎話見入った。

ちょっとした違和感が最終的に繋がり、未来を築くとは何か、という問いに対するアンサーの総決算が最高だった。それと共に描かれる、1st・雪輝と2nd・由乃の関係にも面白い結末が待っていて、26話分の充実さが最終話後に残った。これは2週目見たら、色々と見方が変わりそう。
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