ユージーン

明日ちゃんのセーラー服のユージーンのレビュー・感想・評価

明日ちゃんのセーラー服(2022年製作のアニメ)
3.2
作画はすばらしいが、台詞回しや設定に違和感をもつ作品です。

まず、主人公はかなりのど田舎に住んでおり、通っていた小学校には主人公以外に生徒はおらず、妹が通いはじめるまで一人だったようです(二話参照)。しかし、憧れの(名門私立?)学園の中等部は、自宅から通える距離にあり、主人公は徒歩(電車?)通学です。遠方から多くの生徒が集まる学園のようですが、宝塚みたいな特殊な教育をする場所といった感じではないようなので、なぜそんな学校に人が集まるのかに違和感を持ちました。

また、台詞回しについては、おそらく自分の感性に合わないだけかとは思いますが、すこし現実離れした感じがします。なんとなく、百合好きのおじさんの妄想を見せられている、といった感覚があります。

元は芳文社さんに見出された作家さんのようですが、まんがタイムきらら作品のようなほのぼのさや「優しい世界」感は薄い気がします。