（昔の日記から、NHKBSの押井守特集で第1話だけ放送されたのを見たときのもの）
アニメによる舞台劇ふうの演出の試みなんだそうで、舞台となるのは高層マンションの1室のみ、カメラはずっと固定されておりカットの切替がほとんどない。登場人物（主人公の名前が「四方田犬丸」だって）のせりふがきわめて生硬で「お父さん、あなたは」ていう感じ。見ながらずっと、これは別役？唐？と考えていたのだが、はっと思いついたのが山崎哲。このさき会話の細部の齟齬が大きくなって最終的に家族の崩壊に導かれたりしたら、もろ「転位２１」じゃん。第6話までのストーリーが実際どうなのかは知らないけど。
アフレコを担当した役者にはたいへん好評だったとのこと。そりゃーこれだけ声優の芝居に依存した作品なら力も入るでしょう。でも、いち観客の感想を言わせていただくと、たいして面白いとは思えなかった。私はお金を出して見ようとは思いませんという感じでした。どうもすいません。
（最後まで見てないので評価なし）
