サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIERの41の情報・感想・評価

エピソード41
第41話
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幌舞さば緒

幌舞さば緒

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「それにしても、人の意志が時間をコントロールするというのは…」「時間は元々主観的なものなんだ。時間を考える人間の心が作用する」「〝きみ、時というものはそれぞれの人によって、それぞれの早さで走るものなのだよ〟シェイクスピアの台詞にもある」「どういう意味ネ」「心の持ちようで時間は長く感じたり、短く感ずることがあるじゃろ」「うーん、それはそうだけどネ」「つまり、その主観的な時の流れに第三者を巻き込むことができれば、時のコントロールも不可能じゃないというわけだ」 「心配すんな、009はきっと無事だ」「どうして…どうしてそんなことが言えるの?なんの根拠もないのに」「悪かった。確かに気休めの台詞だ。だが、これしか俺には言えねえ」「…ごめんなさい。過去や未来も見えるといいのに」「それ以上見えても辛いことが増えるだけだぜ」「それでもいいわ」「少し休めよ、003。だいたい009のことを心配してんのは、お前だけじゃないんだ。一人で悲劇を背負い込んでるようなポーズは勘弁してもらいたいね」「分かってる。でも、今は一人にしておいて」 「ただ一つ分かっていたのは、何もしなければ滅亡が待っているということだけ。私達が超能力を持っていたのも戦いの中で身を守るための進化だったのかもしれない。でも、私達自身には運命に抵抗する意志はなくて待ち受ける滅亡さえ黙って受け入れようとしていた。あの時、ニコルが過去の記録を見つけるまでは…誰かが残した一冊のファイル、そこに記されていたのは歴史の僅かな断片だった。でも、私達はその記録で初めて平和というものを、そんな時代があることを知ったの。そして、そこに記録されている時代に戻れば歴史を修正することができるかもしれないという考えが浮かんできた」 「ブラックゴースト、私達の敵よ。私達はブラックゴーストを倒すために貴方達の時代へ飛んだの」