丁字路

ジョジョの奇妙な冒険の丁字路のレビュー・感想・評価

ジョジョの奇妙な冒険(2012年製作のアニメ)
3.9
キャラクターの喋り方や演出に独特の持ち味があって、この作品にしかない味になっている。

 そのおかげで、シナリオだけ見るとジョースター一族に背負わされた重みが仄暗いのに、どこかコミカルで喜劇的な印象も受ける。北斗の拳の味がするのに悲壮感がない

 この作品の個性が、作中の奇跡や怪しげで科学的な理屈をどこか納得させてしまう。カリスマ性のある作品だな~


また、敵に対して敬意を表すシーンが頻繁に出ていて、戦いが気高いものになっている。

世代をまたいでいくから壮大で、主人公に共感して追っていく作品というよりも、キャラクター達からは少し距離を置いて俯瞰した立場から観ているような気持ちになる。

思っていたよりもストーリーが正統派でひねくれていないので癖の強い作品ながらも安心感がある

食べたことのない味がするし満足感のある作品だった。


以下メモ
・1,2期共にOPが聞き心地良くて飛ばせなかった。2期のが特に好き。
・聞いたことのあるネットミームがハイスピードで出てくる
・ディオは生い立ちが過酷だったせいかめちゃくちゃ歪んでいるし、吸血鬼になった途端に人間を見下すし、思ったよりも小物感がある。
 cv子安がディオをディオたらしめていると思わされるくらいしっくりくる
・ジョセフ「2個じゃあ重婚罪じゃあねえか! くそったれーッ」←本人たちは大真面目にやっているせいかすごく面白い。マジでギャグセンが高いと思った
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