「ジョルノはディオの子とはいえ、ジョナサンの体から生まれたから根っこに正義感がある」…というよりも、幼少期の下りを鑑みると環境によってどういう人間になるかが規定されることを示しているようだった
2話でブチャラティが能力に利用した子供の腕の注射後を見て躊躇したから「優しい人」だとジョルノは言ったが、ブチャラティが能力に使った子供は死んでないか…?
幼少期からギャングを目の当たりにして育ったせいか、個々の価値観に一貫性が欠けている気がして、いびつさを感じる。
大義のためなら一般人を巻き込むのもやむを得ない、というスタンスになっている気もしていて、これまでと比べるとあまり好みではない部分かも。
仲間たちについても身をもって度胸と実力を証明しないと認められるという段階にすら入れないのはかなりシビア。個々の血の気が多くて基本的に揉めやすいPTになっているし、その分ジョルノがめちゃくちゃ頑張らないといけないようになっていたなと思う。
多少の汚れ仕事や悪事もやってきた面々が組織で生きる中で自分の信念を前にどう行動するか、という覚悟と葛藤の話でもあった。これまでの部よりも対立構造が複雑になっている気がする。
1~3部を思い返すと5部はより人間臭いとも言える。3部の冒険譚らしさもあって思ったよりも王道の進行だった。
メモ
ポルナレフについて。4部のジョセフの時も思ったけど、「あくまでこれまでの部のメインキャラクター達は今回の主人公ではない」と突き付けてくるのがこの作品郡のドライなところだなと思う。
34話の声優の演じ分けが面白かった
ディアボロの数ある死のループの一つとして自分が流布させた麻薬の中毒者に襲われる演出があるのは様式としてすごく綺麗
フーゴが途中で助けに来るかも…と思ったけど離脱したままだった