新しい試みに打って出たアイカツシリーズの超傑作。
実写を取り入れたスタイルに発表当初ネガティブな意見が飛び交っていた。
新しい事を始めようとするとどうしてもそういう意見は出てきてしまう。
けれど、最終回まで観た結果、これは紛れもなくアイカツだし、みんな大好き無印版の文脈をより強く継承していると思う。
つねに更新されていくキャラの関係性。
アイカツとの向き合う楽しさと葛藤。
バトルに対するそれぞれの思い。
共に切磋琢磨するライバルである仲間達。
表現方法は変わったけれど、紛れもなくこれはアイカツだった。
個人的には勝負に対する姿勢がとても良かった。しっかり勝ち負けを付け、負けた方は本気で悔しがり、けれど勝った方を祝福し、次への活力にする。
こういう所はアイカツスターズの文脈が色濃いかもしれない。
そして、何より凄いのが実写のアニメへの繋ぎかた。まず実写パートでこんなベタなアニメみたいな事が成立する事に驚いた。かなり綿密に考えられてないと確実に間抜けな映像になるのにそうなってない。
そして、するっとアニメパートに入っても何の違和感もない。
作画労力も半分に削減出来てるからか、異常なほど綺麗。2クールアニメであの綺麗な作画を一定のクオリティで維持するんだから観てる側は気持ちがいい。
それと、ライブパートのCGに関してはシリーズトップクラスだと思う。
アイカツのCGは無印の２期から一気に跳ね上がったけど、ここまで来たか！と驚いた。
とにかく敬遠してるファンの人たちは安心して観てほしい。
これは紛れもなくアイカツだ！
