のちのよるねこ

ストレンジ ドーンののちのよるねこのレビュー・感想・評価

ストレンジ ドーン(2000年製作のアニメ)
5.0
再視聴。小学生、中学生ぶりに。止まらずに一気に見た。
完璧という訳ではなく、また最終回のラスト10分の展開も個人的には評価できないという点があるが、個人的に今でもその世界観と会話劇に惹き込まれたのでスコア5にした。

話は小人の世界に召喚される異世界系なのだが、無双なんてものはない。権力の象徴として主人公の奪い合いが国同士で始まり、初めの村は蹂躙され、巨人の主人公達は無力で傍観者という暗い話。
だがそれがいいんですよ!
その世の中の動き、大きなうねりに巻き込まる人たちの困惑や葛藤が良いです。

あと清水香里(宮部の声優)の演技好き!
皮肉屋で現実主義者な巻き込まれ系主人公はよくあるけれど、ここまでなのは中々無い。まあ異世界に無理やり連れてこられた心の防衛反応と思えば歳相応でもある。とにかく相方の対比も含めてキャラが立っていて良い。

和田薫の音楽もいい相乗効果を生んでいる。

2022年2月 AmazonPrime 再視聴