八咫烏

takt op. Destinyの八咫烏のレビュー・感想・評価

takt op. Destiny(2021年製作のアニメ)
3.8
ゲームtact opのメディアミックスプロジェクトアニメ。ロードムービーのポスターのようなキービジュアルに惹かれる。

音楽が失われた世界を舞台に、音楽を取り戻すために「コンダクター」と「ムジカート」がバディになり戦う。謎の敵は「D2」
「ムジカート」はいわゆるFateのサーヴァント。クラシックの曲がモチーフになっている。

主人公(タクト)は「コンダクター」で音楽バカで自己チュー。
ツンツンだけど弟ちっくなキャラで、命がカウントダウンしてるからずるい。
ヒロインである「ムジカート」の名前は「運命」
姿形はD2に殺されたタクトの幼なじみ。表情が乏しくぶっきらぼう。ずっと何か食べている。

ゲーム資本だから音楽、制作会社、キャストが豪華。全体的に画面が華やかで、戦闘シーンは美しく見応えあり。
期待してたよりも、クラシック音楽の成分は薄い。もっとバンバン劇伴で流れてくれば、重厚感が増したと思う。

ヴィランキャラをもう少し掘り下げて欲しかったものの、ストーリーはドラマティックな盛り上がりもあったし、きちんと作られている。
バグダッドカフェ的ロードムービーの流れが良くて、結末は切ない。
ゲーム原作ゆえの難点も感じなかったし、TVシリーズとしてちゃんと成立していたと思う。自分は結構楽しめた。
八咫烏

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