【アイアンマン風スーツを着た青年たちのヒーロー活劇!】
実写「ウルトラマン」シリーズはほぼ未履修だったが楽しめた。
(ウルトラマンティガ、カネゴン、ピグモン、バルタン星人などふわふわとした記憶はあった)
過去のウルトラマンのネタを取り入れたヒーローアニメといった位置付けで「ウルトラマン」を知らなくても楽しめる作りになっている。
「ウルトラマン」が活躍していた時代が数十年前のこととされる日本が物語の舞台。
かつてウルトラマンとして活躍した早田進の息子が主人公で、主人公は生まれつき身体能力が高い。
しかしウルトラマンは星に帰っているためウルトラマンのように巨大化することはなく、主人公たちはプロトスーツというヒーロースーツを着用してアイアンマンのように戦う。
マーベルのヒーロー映画に通ずるような部分も多く、スーツを着て困ってる市民を助けるシーンはスパイダーマンを彷彿とさせた。
主人公以外のULTRAMANはクールな堅物キャラやチャラい雰囲気の明るいキャラなど個性豊か。一人一人のキャラが王道ではあるがそこがまたストレートで良い。
クールな堅物キャラが刀を使うのだがめちゃくちゃかっこいい。
ヴィラン等として出てくる星人はウルトラマンシリーズの過去作に登場した星人の名前を冠している。
星人は長年地球にいるうちに人間に化ける能力を備えたことで人間界に溶け込んでいる。
もちろん人間サイズで、普段は普通の人と見分けがつかない。
意外な星人の現代版リメイクが多く、過去作と本作での違いをネットで調べるのもおもしろい。
ダダという星人がリメイクされて意外にもかっこいい。笑
この「星人が人間界に溶け込む」という設定も面白く、目立たない場所で人間を食う星人も存在しており「東京喰種」のような雰囲気もある。
少し慣れるのに時間がかかったのは3Dモーションキャプチャーアニメというところ。
少しカクカクした違和感のある動きが慣れるまで少し見ずらかったが慣れればそこも他にはない「ULTRAMAN」の良さのように感じられた。
アクションに関してはスーツのライトの残像などの動きが3Dモーションキャプチャならではのかっこよさがあったと思う。
「ウルトラマン」のファンとしては複雑な気持ちになる作品かもしれないが
おそらく「ウルトラマン」ファンでないとわからないような小ネタ、ファンサービスもあったと思うし、
ヒーローアニメとしては素晴らしく、上手く現代的にアップデートされているなという感覚で観られた。
シーズン2ではULTRAMANの新キャラが複数登場するとのことでシーズン2が今から楽しみ。