１期から視聴していますが、内容の楽しさは比べるべくもなく。
見終わってみると下記が気になりました。
・テンポの悪さとキャラクターへの分配
１期のような展開が速くて勢いのあるコントのような感じが好きな人には冗長に感じると思います。
また、ボケツッコミのような役割をあえてシャッフルしたと言われていましたが、結果として特定の兄弟に出番が偏っているのに「誰が誰でもおんなじザンス」状態になっています。特徴的なチョロ松やトド松のツッコミがほぼない為、会話劇としては厳しい回が多いです。
あと、声の問題ではなく６つ子の会話内容が２期と比べて格段に「老い」を感じます。
・楽屋、声優ネタの多さ
他の方も描かれていますが、内輪ウケの路線が二期より強くなっています。キャラに声優さんを投影しすぎるのはキツイです。また銀●（原作アニメ含む）のようにうまく距離感がはかれないせいか、制作側の視聴者への悪意みたいなものが滲んでいて笑えないことが多いです。すべて虚構ですよとあげつらうような内容はアニメ作品ではどうだろうと思いました。制作の方がアニメ出自ではないからかもしれませんが…
・また、AI要素は最後あまり関係なかったのがちょっと心配になりました。パロネタも前からわかる人にはわかればいいやみたいな感じでしたが、少し雑に感じました。原点回帰しようとしたのか？というような高尾山は面白かったです。
脚本や監督がどの程度影響しているのかは知る由もないですが、今期の話は全体的に「ダメニートで童貞の６つ子」はそのままでありつづけてよいのに、制作側のおっさんが「自分はこんなダメ人間じゃありませんよ」と作品を通して言い訳しているように見えてしまってどうもダメでした。せめて脚本を１期の頃の体制に戻してほしいです。
