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グレゴリーホラーショーのkanacoのレビュー・感想・評価

グレゴリーホラーショー(1999年製作のアニメ)
4.4
放送当時の鑑賞アニメ記録

1999年にテレビ朝日で放送された1話が3分くらいのフルCGアニメ。

超好き。これは…ジャンルはホラーコメディでいいのかな?それともファンタジーホラー?

★★★★ストーリー★★★★
仕事が終わり最終駅に着いて我が家に向かって歩いていた〈私〉は、気がつくと何故か霧が立ち込める森の中をさ迷っていた。理由は分からない。歩き続けると見知らぬホテルの前に辿りついた。ホテルの扉を開き中に入ると現れたのはホテルの支配人グレゴリー。彼に促されるままに部屋をあてがわれた〈私〉は、そのまま滞在して他の奇妙な宿泊たちと交流することになる。そこは、恐ろしくて不気味で、しかしなぜか<居心地がよい>空間…。このホテル〈グレゴリーハウス〉とは一体何か。何故〈私〉はこのホテルにさ迷いこんだのだろうか…。
★★★★★★★★★★★★★

1話3分程度なのでサクっとあっという間に1回が終わる。

ホテルの怪しい支配人であるネズミのグレゴリーを筆頭に、ピンクのトカゲ看護婦キャサリンや、つぎはぎだらけのネコゾンビ、巨大包丁をもった蝋燭の地獄のシェフなど、箱型にデフォルメされたカートゥーンのようなデザインの、不気味で可愛いキャラクターたちが次々と登場。視聴者がストーリーへ入り込めるように主人公の主観視点(主人公の姿は映らないし声もなし)で作られているのも特徴。グレゴリー演じる茶風林さんの声もより不気味で小憎らしい雰囲気を演出しています。

キャラクターが可愛いですが人間の心の闇や弱いところをつつくキャラクターの具現化となっており、大人のためにつくられたビターなキュート💕ホラーという感じ。

優しい狂気と生暖かい恐怖に満ち〈私〉を暖めて抱えてくれる空間グレゴリーハウス。

思うもん。明日には私もホテルの前に立っているかもしれない。

そしたら、毎日ネコゾンビとチョコレートを半分個にしてオヤツ食べて、ジェームズと一緒にグレゴリーにイタズラして、地獄のシェフのお料理をビクビクしながら堪能して、審判小僧と「ジャッジメーント!」って歌いながらホテルをお散歩して、ミイラ坊やとマイサンとルーレット小僧と双六で遊んで、TVフィッシュにリモコンを連打して過ごすんだ~🥰

キャサリンに採血されて血液を根こそぎ全て抜かれるのだけは嫌だな~😥

ちなみにPS2で発売されたカプコンのホラーゲーム『グレゴリーホラーショー ソウルコレクター』もマイナーながらかなりの良作。グレゴリーハウスの宿泊客たちと命がけのかくれんぼ×鬼ごっこができるという、このアニメの世界観に浸かれる幸せなゲームです(少なくとも私はHAPPY。キャッキャしながら無駄に追いかけっこしていた)😌💕
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