Fate/stay night: [Unlimited Blade Works] 2ndシーズンのイグアン52のレビュー・感想・評価

誰かに負けるのはいい、けど自分にだけは負けられない。


理想に裏切られたエミヤやセイバー。
全てが間違いだったと絶望する2人、間違いの始まりを正すための戦い。
忘れてしまった遠い日の記憶、置いてきたものは思い。
何でなりたかったのか。誰が選んだのか。
誰かに選ばされたのか、それとも自分で選んだのか。

2年ぶりくらいに見たけど、こんなに胸が熱くなる物語だったのかと。
士郎が理想に向かうロボットなのは変わらないけど、なぜそこへ向かうのか、あの日に何を抱いたのかについてはまた違う発見があって、より士郎の原動力に納得がいったというか、自分も持っている感情だな、てことは士郎、人間だったんだなーって。
人それぞれの何かになる「あの日」はあって、その時自分にした約束が間違いだったなんて思いたくない。誰に何を言われようと自分にだけは本当のことだから。
選んだことを正解にするために、間違いじゃなかったと信じるために、これからもやっていくしかない、それくらいしかやれる事なんてないから。
行動と結果はどうあれ、思いを認める強さを自分自身に持っていたいな。