質感と空気感めっちゃ良い。ゲームのぼくなつを見た時に感じた、隔絶された孤独で幻想的な世界感と晴れたエモさ暗がりの寂しさがどんな時でも手放さずに作られていて、そこに詩的というかアニメで小説読ませるかのような質感が基盤となってたからすごく鑑賞心地が良かった。痛々しい心の澱みも恥ずかしい心の衝動も、時に厳しく時に優しく流れていた。シンエヴァっぽいって言われるのもわかる。
なによりも、わかりやすく説明する事をしようとしてない、ただ描くべきものを描いているだけの作風が最高だった。この作品において思考する事を辞めたらそれはもうただのboyになっちゃう(?)
村上春樹っぽさがあると思う。映像的にも文体的にも。