ドラゴンクエストのアニメと言ったら、自分にとってはこっち。
キャラクターデザインの原案がゲーム本編のキャラクターデザインを担当していた鳥山明先生で、『ダイの大冒険』の旧作同様、ゲームの音楽を劇伴に使用していたこともあり、正統派のドラゴンクエストのアニメ。勇者アベルのCVも古谷徹さんとこれもまた正統派。正統派すぎてつまらないという人もいたかもしれない。
衣装は中世欧風ではなく、ネイティブアメリカン風が取り入れられていて、新鮮だった。
また、モンスターを倒すとお金が手に入る、というゲームでは当然の設定も、魔王バラモスが宝石に魔法をかけてモンスターを生み出した、として、モンスターを倒すと宝石に戻る、という設定は思わず膝を叩いてしまった。
個人的に好きなエピソードは、アベルが一人で吹雪の剣を手に入れにいく話。吹雪の剣は、過去の勇者によって魔族の敵将ルドルフ将軍の喉元に突き刺されており、吹雪の剣を抜くと氷漬けで封印されていたルドルフ将軍が復活してしまう。あのドキドキ感はたまらなかった。
EDの徳永英明『夢を信じて』は名曲。
