【ヴィランにも義理人情の心はあるってわけだな】
個人的には大コケだったネトフリ実写ドラマ「ジュピターズ・レガシー」と同じユニバースを扱った本作。
「ジュピターズ・レガシー」ではヒーローを軸に話が展開されたが本作ではヴィランを主軸に展開される。
ちなみに作中「ジュピターズ・レガシー」に登場したヒーローが数人登場する。
「キック・アス」「キングスマン」のマークミラーが原作。
《あらすじ&ネタバレなし感想》
ヴィランが収監される刑務所スーパーマックスを出所した「ジョニー・ボルト」。
彼はパートナーのためにもリスクの高い悪行を辞めるとパートナーと約束するが、普段つるんでいるヴィラン仲間にそそのかされて結局悪行をやめられないいわゆるクズ男だった。
出所して早々捕まりそうになるジョニーだったがパートナーのケイシーの能力でヒーローからなんとか見逃してもらう。
そんな何度も裏切るお調子者のジョニーに愛想を尽かしそうになりながらも彼を支えるパートナーのケイシーはある日、
小さな軽犯罪を繰り返して捕まるより「大きなヤマ」を一緒にして引退しようとジョニーに大きな仕事を持ちかける。
こうしてジョニーとケイシー、伝説の「最初のヴィラン」ザ・ヒートとその仲間たちで結成された弱小ヴィランチームは壮大な計画を実行することとなる。
雰囲気はDCのスーサイド・スクワッドの劣化版といったところだろうか。
チームで協力して強盗に入るので1部では「オーシャンズ11」に似ているという声も。
ストーリーは「ジュピターズ・レガシー」同様大人向けのシリアスな作り。
アメコミっぽいタッチの作画やOPのユルい洋楽のような楽曲。それらを含め少し年齢層の幅が高めに設定されているような印象を受けた。
後半のアクションシーンは派手で急にグロ満載の展開に意表をつかれた。
前半、中盤の計画を練っている所などがだれてしまった印象。
「はーい」が口癖のトランスミッターと
腕がもげても四肢が裂けても再生するディーゼル兄弟がグロいけど本作のいいスパイスになっていた。
《出演者関係ネタ、作品情報》
主役のジョニーを演じたのは津田健次郎。
正直ツダケンのおかげで最後まで持った感じがした。