ひらまさ

ケロロ軍曹 6thシーズンのひらまさのレビュー・感想・評価

ケロロ軍曹 6thシーズン(2009年製作のアニメ)
3.0
西暦2009年、今年もやっぱり地球に居座るケロロ軍曹たち。
地球に降り立ち、数々の侵略作戦を目論み失敗し続けてついに6年目に突入!
今年は地球に降り立つ前のお話も織り交ぜつつ、いつも通りペコポン人のあるあるに寄り添った侵略作戦を決行します!
大人気宇宙人コメディ6thシーズン、開幕!

というわけで6年目です。
あらすじもまあ話の流れが大きく変わることはTVシリーズではなかったのでいつも通り…という感じなのですが。
6thシーズンでは劇場版4作目の短編作品『ケロゼロ』シリーズを1年通して展開していきます。
このシリーズは、ケロロ達が地球に降り立つ前のケロン軍輸送船「グランドスター」で起こったことがメインに描かれています。
グランドスターの小隊管理AIのCVが能登麻美子さんだったり…モアちゃんと違って、こういう能登さんの声もギャップがあってたまらんですね。
また、ケロン軍のメカ開発エンジニアとしてカトヤマキコ曹長が新キャラとして登場します。
CVは横山智佐さん…いや、たまらんです!

さて、6thシーズンの特筆したいベストワンエピソードは…
第262話『バリリ 愛しの看護長 であります / ケロロ 宇宙(そら)を見上げりゃお袋さん であります』です!
今期も270話「ちびケロVSちび冬樹」、279話「アリサ 初めてのママ!?」、304話「ケロロ それだけは返してちょ〜だい!」などほっこりしっとりにっこりするエピソードが多く悩んだのですがこの回で!
まず、大前提として私自身バリリ准尉がメッチャ好きなんですよね。
そしてプルルちゃん回もだいたい好きという傾向にあり…ここまで言えばだいたいお察しかと思いますが、前回お見合い回で見事にフラれプルルに魅力を感じながらも引き下がったバリリ准尉。
お見合いから時間が経ち、ある日のこと。ペコポンにほど近い惑星カリントで事故にあったケロン人兵士たちが、ケロロ小隊基地に運ばれてきて…その中にバリリ准尉の姿も!
医療現場の指揮を執るプルル看護長ですが、バリリ准尉がいるとちとやりにくい…。
仕事とプライベートは別と考えるできる女プルルちゃんは着々と仕事をこなしますが、バリリ准尉が原因で作戦を失敗してしまったことが明らかに…!
失敗の原因はプルルちゃんのことを考えていたから…ってもうこれ!これですよ!
バリリ准尉が遂行してたよく分かんないお祭りみたいな侵略シーンもかわいいんですが、この理由がかわいすぎる…。
結局なんやかんやあってバリリは今度お食事でも…というラインにまで持っていきます。ここでおお!やった!と思うところなのですが。
でも、あまりの粘着っぷりに食事の前に嫌われてしまう…というオチ。ここまでがワンセットでバリリの可愛さだと思います!!
こんなギャグ回と裏腹に、同時放送のBパートはわりとしっとりしたお話。
こちらの回も思わずうるっと来てしまう内容で好きでした!
ケロロ母がペコポン観光にやってきて、色んな人に挨拶していくからケロロが恥ずかしくなっちゃって拗ねて…でも結局最後にお母さんのお弁当がお土産になっていて、お母さんへの感謝を改めて感じるという回でした。
非常に演出もうまくて、終盤のお弁当を開けてからお母さんの手紙の読み上げ…いつもの母の日回とはちょっと違ったアプローチで本当に新鮮な回でした。

さて、長くなってしまいましたが次はとうとうファイナルシーズン…。
小さい頃もここまで見た記憶が本当にないので、初見の気持ちで新たに楽しもうと思います。
ひらまさ

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