このレビューはネタバレを含みます
もともと痛い二次創作なだけになりかねない危ういテーマのところ、シーズン1は「もしも〜だったら？」という起点がシンプルで分かりやすく、そこ１つずれるだけで……という面白さを（ムラはあったけど）各話感じられた。エンドゲーム以降もう出てこないだろうキャラクターが出てくるファンとしての楽しさも大きかったと思う。
シーズン2は各話そもそもあまり面白くなく、痛々しい二次創作感を強く感じてしまった。あえてやってる感もあるが、それしかないのであえても何もない。
その上、シーズン1ラストで語り部の物語への介入をやってしまっているので「もしも？」も何もないだろとなってしまう。
終盤、前作ラストでよりメタな世界を知り力を手に入れたドクターストレンジがそれならと改めて愛する人を取り戻そうとする、というのは良いなと思ったけどその着地は何にもなってなかったし（善性が残ってたとか言われても……）、傍観者であるはずだったウォッチャーはもはや前作ラスト以降傍観者でもなんでもなく友達気取ってて対比にもなってないしなんなんと思った。
途中ウォッチャーの台詞で続きものは嫌いだが〜というのがあったけど、これなら本当にやらない方が良かったと思う。
