このご時世に手書き作画のロボアニメをやるという気概は悪くないし、メカデザインもそこまで悪くないとは思うがロボのキャラクタライズが全く以て下手くそだし演出が面白くないのでなんだかな。
虚無に次ぐ虚無。中身が全くない虚無主人公に虚無AIに虚無サブキャラに虚無ストーリー。
小川正和Pといえば虚無キャラクターだがそういう性癖でもあるんだろうか。（『ガンダムビルドファイターズトライ』のホシノ・フミナという虚無ヒロインとか『ビルドダイバーズ（無印）』の虚無主人公とか）
ネットで最早ネタにされているらしいが、日本円が使えてたりおにぎりが100円だったりレコードは買えてたり食事はえらい豪華だったりZOOMで豪華な授業は受けられてたり普通以上に生活出来ている日本人に、笑っちゃうような日本人の迫害されている描写。本当に笑えるからなんならもっとやって欲しかったな。「この日本人ごときが！」ばしーん！「ぎゃー！」みたいなやつ。
迫害されている（されていない）日本人を頑張って解放する話なのかと思いきやなんかゴーストという無人機と戦ってばかりで全然そっちの話も進まないしどこに向かっているストーリーなのかもさっぱり分からない。
立場の違う兄貴分に裏切られ敵に売られそうになる、みたいな全く面白くない展開も同小川Pの『鉄血のオルフェンズ』で見たな。なんでまた面白くない展開を繰り返すんだろう。アニメというものはプロデューサーで全て決まったりはしないと思うがやっぱり小川Pは影響力が強いのだろうか。
日本文化みたいなのが結構出てくるが誰向けなんだこのアニメは。こんな内容で世界進出でも狙っているんだろうか。
完全に苦行だけれどここまで来たなら2期も頑張って見よう。
