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進撃の巨人 Season2のNMのレビュー・感想・評価

進撃の巨人 Season2(2017年製作のアニメ)
3.8
ふと見上げると壁の隙間から驚くべきものが見えた。
ニック司祭の忠告で急いで日光を塞ぐ(巨人は基本日中しか動かない)。
たまたまそこに?それとも他にも?

壁を神聖化し傷つけてはならぬと説いてきたウォール教団は重要な事実を隠していた。
調査兵団のハンジたちにそれを知られ脅されても、命をかけても使命を全うすると宣言し尚も口を固く閉ざしている。

その頃、他にも巨人が紛れ込んでいるという疑いから、ウォール・シーナ(最内側)で待機させられていた104期生たち。
指示もなく、みんな私服でぼんやり。

そこへ2枚めの壁であるウォール・ローゼ内に巨人が数体現れたという知らせ。
壁の状況は不明。
破壊箇所を確認すべく、緊急事態なのでみな私服のまま馬を走らせた。
ウォール・ローゼ出身で故郷が近いコニーとサシャがそれぞれ偵察に別れた。

巨人たちの中には毛むくじゃらの大型の巨人がおり、言葉を話し、指揮を取っていた。
そして腰についた立体機動装置について聞いてきたが固まって何も答えられずにいると、「まあいいか、持って帰れば」と言い残し装置だけをつまんで持っていった。どこへ持って帰るのか、調査する手段や施設を持っているのか。
装備を見て「やっぱ、うなじにいるってことは知ってんだね」とも言っていた。

サシャが村に向かうと取り残された子どもを見つけ、助ける途中喧嘩別れしたままだった父親と出会えた。いつも最初に異変を察知する優れた聴覚やあの動物的な生態はこういう故郷で培われたと知り納得。
一方コニーの村は死人も血痕もなかったが、建物は破壊されなぜか馬が残されていた。本当に全員逃げたのだろうか。
見て回っているとコニーの自宅に一匹だけ巨人が倒れていた。
不思議なことにその巨人はなぜか手足が非常に小さくそもそも自力で動けそうにない。どうやってここまで来たのか。それにこの巨人、なんだか母親に似ているような。

11時間経って夜になった頃、壁を反対側から回ってきた部隊と出会った。なぜかどちらも壁の穴は確認していない。
見逃しがないか再確認したいが全員疲弊しており、その近くにあった高い塔のある廃城で一晩休むことになった。
しばらくすると夜だというのに巨人が大勢押し寄せてきた。月明かりのせいだろうか。
上官たちが率先して戦ったが巨人はキリがなく、もう刀もこぼれガスもない。
丸腰の104期生たちはまとめ役のライナーが必死に指揮を取るが、みな塔のてっぺんに逃げ登ったきり何もできない。
決死のユミルが精一杯食い止めるが朝を迎えもはや絶体絶命。
その時ミカサたち主力部隊やハンジ班たちが合流し危機を脱した。

調査隊が一斉に出ていった裏で、ハンジ、ニック司祭、リヴァイ、エレン、ミカサ、アルミンの馬車が密かに出発していた。ニック司祭は疎開する大勢の人の顔を見て何か思うところがあったらしく今回着いてくることになった。

ハンジが、捕獲したアニーを守っている結晶と壁の素材を見比べてみるとそっくりだった。
巨人が皮膚を硬化させるのを利用して壁が作られているのではないだろうか。ではそれをエレンもできないだろうか。

翌日壁を再調査しても壁に異常が見つからない。付近に巨人も見当たらない。どうして壁の中に巨人が現れたのか。

みなが帰ろうというその時ライナーとベルトルトがエレンを呼び止め、妙なことを言い出した。


「その子の名は……」と緊張が走ったとき、伝令を持ったサシャが「失礼します!」と入室してきて完全無視されているのが面白かった。
ユミルが「私も手擦りむいちゃってさ」も仄かにお花の香り。このアニメはボケでも激しいツッコミがないので、あれ、よく考えたらこれギャグシーンだったんだな、というケースが多い。
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