ちぬちぃぬ

進撃の巨人 The Final Season 完結編(後編)のちぬちぃぬのレビュー・感想・評価

5.0
とうとう進撃のアニメが始まる!って、テレビの前で正座してワクワクドキドキしながら観た第一話から
10年。。。進撃のアニメは思えばずっとそんな調子で、絶えず目が離せなかった作品
あの登場人物達と共に泣いたり笑ったり恐怖や安らぎを感じてきた…その10年が昨夜完結した

『進撃の巨人』とは一体なんだったのか
それは「人類とは一体なんなのか」というテーマだったと私は思ってる

『進撃の巨人』は最初から最後までほぼずっと戦争をしていた
戦時中に起こりうるあらゆる諸問題(差別、裏切り、スパイ行動、洗脳など様々)や権力・支配の構造、犬死に・無駄死にと兵器の開発、大量の殺戮。。。兵士達個人個人の「普通の人」としての一面も見せながら
一人一人にとっての戦争と、国にとっての戦争、最後は全人類を巻き込んだ戦争を余す事なく描いてくれていたと思ってる

現実問題、人間は戦争ばかりしている…ずっとずっとやめないで続けている

アルミンだって思っているでしょう「人類は不思議な生き物」だって
何故破滅の道を選択するのか
いつか別の選択ができるんじゃないかって

エンドロールでその後の時の流れが画面の隅に小さく描かれていて、
私はちょっと中島みゆき氏の『時代』を想い出しました

ねぇ、あの木を訪れる人にも家族が出来、赤いマフラーをした年老いた人もやがて埋葬されて、更に時が過ぎればもう木を訪れる人もいなくなって、猛スピードで都市化して、大量殺戮兵器で全てを破壊し尽くす

巨人が敵だった頃の戦争で「心臓を捧げて」あんなにあんなに
全身全霊で闘い続けて、ほとんど皆んな死んでしまったのに
なんだ…まだ終わってないじゃん

また『進撃の巨人』はエンタメ性も高くアクションが素晴らしいアニメでした
エレン、ミカサ、アルミン、兵長、ハンジ、エルヴィン、ジャン、コニー、サシャ、アニ、ライナー、ベルトルト、ヒストリア、ユミル(わー😣ごめんキリがないから)それぞれのキャラクターの魅力にも惹きつけられました💕

最初はまるで天変地異のように謎の生き物である"巨人"に襲われて、"巨人"の正体を暴いていく展開もとてもエキサイティングだったと思います
驚きのどんでん返しもたっぷりあって、10年間飽きることなくずっと夢中で追いかけ続けられました

本当にお疲れ様、心から感謝したいです
まだ思い出すとウルウル🥹しちゃいます🥹