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進撃の巨人 The Final Season 完結編(後編)のラのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

個人的に世界1の脚本だと思う。
ほぼ確実に進撃の巨人はナチスドイツに大きな影響を受けてて、エルディア人強制収用区とか腕章とか反ユダヤ主義のそれ。ただのフィクションのファンタジーとは思えない。マダガスカル計画とか物語に近しいとこがあったりするから調べて見てほしい。人類史にインスパイアされててメッセージ性が強烈。祖先が犯してた過ちとか問題を何代にも渡って争う社会情勢から生まれたのかなあ。繰り返される戦争にジュノサイド、民族浄化、現実世界の現状にエレンがアンサーしているように思えた。

脳死で観てしまって無数の伏線拾えなかったり人種間の対立とか登場人物の目的や思想を理解できないと全く違うアクションアニメ観てるも同然でもったいないかも。始祖ユミルから始まる2000年の歴史、壁の向こう、海の向こう、王家の秘密、巨人の謎、地下室の鍵、アッカーマン家の正体、エレンが見た夢、同期ユミルの生い立ち、ジークの目的、壁の秘密と不戦の契、グリシャの過去、数え切れない。全て整理してみると分かる、有り得ない脚本だって。ていうか巨人を駆逐すると誓った少年が後に巨人の力で人類を淘汰するまでの物語ってヤバすぎるこの作品。

あと1話の2000年後の君へって始祖ユミルがミカサに自分がフリッツ王にした選択の答えを見出す事だったのかなあそれともエレンに対してなのか。

原作長く追ってきたけど全てがやばい神作品!!最終話やばすぎだろ、、感情移入しすぎた。両親を失い、引き取ってくれた義理の両親を失い、自らの手で全てを捧げた最愛の人までも失ってしまったミカサ、、幸せになってくれよ、、頼むよ
ラ