こーた

進撃の巨人 The Final Season 完結編(後編)のこーたのネタバレレビュー・内容・結末

4.6

このレビューはネタバレを含みます

進撃の巨人って、本当は人類戦争と平和の話だったんだなあと感じた。地ならし以前のエルディア人とマーレ人の関係性もそうだが、アニメのエンドロールで描かれた9.11を彷彿とさせるビルの爆破や核の投下、対照的に埋もれていくエレンの墓が物語っていた。巨人と人類による闘争の歴史は終わり、巨人がいなくなっても人類による戦争は終わらないというエレンの結論は何よりも真理だ。しかしそれにすら抗って平和の大使となるアルミンたちはまたもや良い意味でエレンの期待を裏切ったのかもしれない。ミカサは幸せになってほしい。

10年という長い年月をかけて練られ、形になった作品に感謝と敬意を。ありがとう。

P.S.
ミカサやアルミンを救いたければ使命を全うしろ!という序盤の台詞があったが、物語の結末に繋がっていて感動しました。
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