あや

進撃の巨人 The Final Season Part.1のあやのネタバレレビュー・内容・結末

進撃の巨人 The Final Season Part.1(2020年製作のアニメ)
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このレビューはネタバレを含みます

「敵か味方か勝ちか負けかを決めた瞬間急に世界があーあ暗く狭まってくの見ていたでしょう?」という林檎の言葉が、何故かずっと脳内を巡っていた。

人はなぜ争うのかという問いを考えさせられる。
裏切り裏切られを繰り返し、皆自身の大義名分を掲げ敵を殺し続ける。

アルミンはよく、「話し合えばわかってくれる」という言葉を用いる。わたし自身もその様に考えがちだけれど、憎しみの連鎖と根強い差別はそんな綺麗事では解決しないという事をこれでもかと突きつけられる。

敵と味方は表裏一体で、味方同士であったとしても完全に信用は出来ないし、何よりエレンとその仲間たちが決裂してしまったことが物凄く悲しい。
命懸けでエレンを守ってきたミカサを思うと苦しくなる。
生気のないエレンはまるで別人の様で、言わずもがな梶さんの表現力は本当に凄い。

視聴者がどの立場の人にも寄り添える様に丁寧に過去を描写していて良かったし、その回顧で少しずつ伏線が回収されていくのも面白かった。

終盤で反出生主義が台頭して、ジークの本来の目的もわかってくる。
「救っているのだ、彼らから生まれてくるであろう命を」という言葉が一番印象に残った。
本当に辛い時、「生まれてこなければ良かったのに」と考えることは自然で、ましてやこんなにも残酷に見える世界に生きていたらその様に考えるのも無理はないのかもしれない、と初めて彼らの肩を持ちたくなった。

でもやっぱりリヴァイが最高すぎるから兵団を推し続けたい😭死に物狂いで敵を殺す表情と剣捌きがあまりにもかっこよくて何回も見てしまう。
「お前ら図体だけでかくなりやがって」と身長コンプ持ってるのも可愛いし、「モテたことくらいある」とジークに言い返すのも愛おしい😭😭😭

じっくり読み返したくて漫画買った!
ファイナルシーズンpart2も楽しみ!!
あや

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