このレビューはネタバレを含みます
そうか、平家物語は祈りのうたなんだね……。
散々な目にあっても許すことができるのは、凛として立派だなあと思った。
風景がとか色彩が、すごく素朴で美しかった。
構図とか、新版画っぽくて素敵だった。
ザ・アニメの表現も、違和感なく表現されてて作品に溶け込んでたのが凄かった。
人の命が亡くなるのを花が落ちることで表現したの、良かったな……。しかもほとんどが花盛りの時期に落ちてるんだよね……。
血の気の多い一族という風に思ってたんだけど、実は戦が怖かった人もいたんだという所にもスポットが当てられてたのが良かったな。
自分が始めたことで孫世代に尻拭いさせるの、戦争あるあるなんだなと思った。ダンケルクのドーソンさん思い出した。
そりゃ熱量の違い出てくるよね……。背負いきれず身を投げる子たち、あまりにも辛かった。
ちょいちょいフェミニズム的な部分が見られたのも良かった。
平家物語の原文？を入れ込む構成も斬新で面白かった。
最後びわの視力なくなるのが、そうか……そうか……という感じだった
習ったはずなのに訳とかほとんど覚えてなかったのが悔しい。
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