高野文子がキャラデザ原案と知った時からずっと楽しみにしてた平家物語やっと観た！重盛ね！重盛がね！超重盛でした！私の「平家物語」最推しであるところの重盛が超重要キーパーソンで物語世界の最後まで影響及ぼしていたのでね！優勝です！私の「平家物語」二推しである徳子も重盛と同じくらい超重要キーパーソンでしたのでね！優勝しまくってます。なんだこの私の性癖をピンポイントに押さえて抽出してフィーチャーしてきた解釈は。重盛はいつも序盤で退出して存在忘れ去られるのに今回最後までずっと存在してたよ！私の「平家物語」は重盛と徳子と知盛さえいればそれでいいのでずっと優勝しっぱなしでしたね。知盛の最後の見せ場はああ持ってくるのかと。あれがあってそれじゃなくてそれがあってあれか、と。重盛out知盛in、敦盛out義経inとかそのキャラ失って今後どうするの、が(その一族的には失われているかもしれないけど物語的には失われないように)ちゃんと代替策講じられてて構成上手かったですね。ここだけは絶やさない、と受け継がれていったということは良心キャラと薄幸美少年キャラでこの作品成り立ってるということでもあります。
美少女じゃなくて美少年なのが女性作品なんだろうし、性別問わずそういうものを憧憬として力点置いてしまうのはそういうものなのかな、とも思う。性別変わっただけで消費の態度が変わらないのはやっぱちょっと違和感ある。美少女を消費するおっさんらとその延長線上にある感性はキモいけど美少年を消費するおばさんらとその延長線上にある感性も同じくらいキモいよ。そう言わなきゃフェアじゃない。萌えのぶつけ方が暴力的なのは変わらない。
あれここで終わり？と私の大河ドラマ脳はちょっと肩透かしくらいかけたのだけど、これ「平家物語」だからここでいいんでした。義経の物語はまた別の物語だった。なんだかんだでこの制作陣の続編の「義経記」楽しみにしています。白拍子がちゃんとアイドルとして描かれていて良かったので、なんかPerfume参考にしたのかな？という静御前のグループもっと見たかった、この制作陣でのしづやしづ下さい！
牛尾謙介とか羊文学の音楽に彩られてガチめにやってほしいシーンまだまだあるわ。
ただ暴力的な萌えの装置としての美少年描写だけはちょっと気をつけてほしい。それが美少女だったら燃やす癖に美少年なら燃やされないというわけにはいきません。
