ぴっつぁくん

スター・ウォーズ:ビジョンズのぴっつぁくんのレビュー・感想・評価

3.5
【スターウォーズ×日本アニメの短編オムニバス】
公開より前にジャケットを見たときめちゃくちゃおもしろそうで楽しみにしていた作品。

しかし蓋を開けてみると「スターウォーズ」をテーマにしたショート・ピースやジーニアス・パーティといった感じで単なる色んなアニメ監督による短編オムニバス集だった。


たしかにスターウォーズの小ネタやオマージュが散りばめられていてスターウォーズへのリスペクトは感じられたが全体でみたときの作品の面白さとしてはイマイチだった印象。
いくつか面白いものもあった。


あえて言い方を選ばないならガワだけ「スターウォーズ」といった感じ。
新たなSW作品としてではなく日本とのコラボ作品として楽しむことをオススメしたい。


1ー The Duel ★3.4
水墨画風。唐傘型ライトセーバーカッコ良い


2ー タトゥイーン・ラプソディ ★3.3
SWでけいおん。歌でひとつになる系は好き


3ー THE TWINS ★3.7
戦闘中説明が多すぎて不自然だが1番面白い
クレしん映画的な独特な線の映像も好き


4ー 村の花嫁 ★3.0
ジブリとかにありそうな世界観。展開がベタ


5ー 九人目のジェダイ ★3.6
日本アニメ×SWとしてお手本並の完成度。
主役を描く順番が逆なら更に評価が上がった


6ー T0-B1 ★3.5
悟空の声したアトムがジェダイになる話。
期待値低めで観たら余裕で期待の上を行った


7ー The Elder ★2.8
イマイチな作風&物語。3話と同じアニメ会社だがこちらはちょっと古めの日本アニメ感。


8ー のらうさロップと緋桜お蝶 ★3.4
江戸っぽい人情もの×SW。好みではなかった
映像が素晴らしく、アクションも良かった。


9ー 赤霧 ★2.9
SWをテーマにやる必要が感じられない物語。絵もイマイチ。
展開はエピソード2、3あたりのオマージュ?




面白いものもあったが、これなら「鬼滅の刃」のufotableや「無職転生」のスタジオバイドなどの制作で美麗なアニメーションでアニメ映画を1本作り上げるか1シリーズのアニメを制作して欲しかったなと思ってしまった。


ディズニープラスはこの前から始まったMARVELのWhat if…?的な実写モノ→アニメーションモノを展開させることに味を占めてるのだろうか。
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