9つのスタジオ、9つのエピソード。世界各国が描く、語られざるSWの物語。
全話日本製作の前回とは異なり、今回は日本は1社だけ且つルーカスフィルムとの共同製作となっており、よりバリエーションに富んだものとなっている。
第一のエピソード、『シス』はスペインらしく芸術的な元ダークサイダーの話。前マスターのデザインも朱色。
次の『スクリーチャーズ・リーチ』はアイルランドのケルト文化に基づく一作。ツイストが効いたダークな後味が斬新。
フランス製の『スパイダンサー』も独特の余韻を残す一本。『だってママだもの』に続きジェダイもシスも出てこないが、非人間の帝国軍人が珍しい。
『ゴラクの盗賊』はインドらしさに溢れたテイストながら、1番正史のタッチに迫った一作。満員電車の上で走る主人公が妙にリアル。
アジア系を中心に有名俳優の吹き替えが目立った前回とは一転、ウェッジ役のデニス・ローソンを除いては知名度の高い俳優は出てこない。その代わりにクレイアニメからCGアニメまで、多様なアニメーションが見られたのが良かったし、ジャパニメーションに迫る勢いを感じた。第三弾にも期待したい。