シーズン1最終話見終わった瞬間、夜の十時に続きの単行本買いに近所の元TSUTAYA書店(レンタル業は廃止、ジムになり書店だけが残った)へ自転車で走った。
何で読んでなかったんだろう。
『アイアムアヒーロー』に続いて2本目も大ヒットになると思わなかったし『アンダーニンジャ』ってタイトルが何か余りにストレート過ぎて食指が伸びなかった。
車田正美が『リングにかけろ』以後、ジャンプ連載は連続打切りとなり「売れ線」を狙って描いたのが『聖闘士星矢』
結果は極大ヒットで車田先生曰く「『リングにかけろ』の前半をすっ飛ばして後半のスーパーバトルから始めただけ」との事。
『アンダーニンジャ』は『アイアムアヒーロー』の半感染者の超人《来栖編》を最初からやってる感じ。
だから面白いのは当然と言うか、アイアムア～では殆どさわりだけ提示して終わったスペインや世界各地の《来栖》達の話しを作品を変えてたっぷり見せてる感じもする。
NINとUN、二つの忍者組織の水面下で続く戦い。
もはや目的も計画もなく、仕えていた筈の国家のコントロールからも離れて、その巨大で複雑なシステムだけが一人歩きして不条理で意味不明な戦いを延々と続けているってカフカ的な恐怖、スリラーであり異能バトルで日常系コメディでもある。
NINの上層部《五百忍会》が何故か五百羅漢石像だったり、デス・スターみたいな衛星兵器《遁》によるカタストロフ、透明化スーツ《摩利支天》等のビジュアルイメージも素晴らしい。
まだ原作が進んでないのでシーズン2は先だろうけど是非見たい。
実写版は無理だろうけど若しやるなら猿田は絶対岡本天音さんで。
