あの『Gのレコンギスタ』第10話を手掛け富野由悠季から演出家力の一部を継承した荒木哲郎によるオリジナルアニメ。スチームパンクの和製ゾンビアニメ、と私が知らんだけかもしれないがあまり見ないジャンルなような気がする。
カバネという名のゾンビが闊歩し壁の中の街に住んでいる江戸時代風の日本人。壁の中が平和でなくなり装甲鉄道車両の甲鉄城に乗って壁の外へ繰り出していくロードムービー。
キャラクターデザインの原案が美樹本晴彦ということで素晴らしいキャラクターデザインなのは勿論、しっかり細かい表情を描き分ける作画力、艷やかな表情に仕上げる撮影処理が実に見事。いやね美樹本晴彦デザイン大好きなんだよ。
『進撃の巨人』を手掛けた荒木哲郎だけあって彷彿とさせる要素も結構見えるなと思っていたら実写版進撃の巨人の長谷川博己みたいな思想のキャラクターが出てきて笑った。
ストーリーが進むに連れて無名が魅力的なヒロインになっていくのが良い。身の軽そうな少女がアクロバティックに飛び回るのが素敵。
味方の武士キャラクター、来栖が一人だけなんか強さおかしい。
