てるる

十二国記のてるるのレビュー・感想・評価

十二国記(2002年製作のアニメ)
3.8
一番好きな小説なんですか?と聞かれたら「十二国記」と答えますを

高校生から大学生の頃にハマり、それから十数年経っても新作出なくてやきもきさせられたいけずな作品でもあります。
新作出て買ったはいいけど読むのがもったいなくて、ちょっと怖くて未だに積んでます😂

てことでネトフリで配信も終わりそうだったアニメ版を駆け込み視聴。

十二国記は出てくる言葉も結構難しめなので、字幕が出るネトフリは最高です。

このアニメ版は登場人物が増えて賛否両論あったようだけど、小野主上が本来考えていたプロットだったらしい。

個人的には陽子に一緒についてくる2人にめちゃくちゃイライラさせられるので小説版をそのままアニメ化して欲しかったなと。

とはいえ、やはり大筋や設定は変わってないのでさすがのおもしろさ。

ファンタジーでありながら、人間のエゴや妬み嫉みや欲望という醜い面がこれでもかと出てくるので観てて辛くなる。

でもそんな中でも輝く真の優しさや思いやりも描かれ、成長していく陽子に感動。
楽俊はやっぱ最高だな🐭
彼の存在が何気に国の運命をも左右してたんじゃないかな。

何だかんだ引き込まれるんだけど、20前なので作画はどうしても古臭く感じちゃう。
それこそ原作に忠実なアニメ化を今こそ希望。

そしてアニメ化されてなかった、シリーズの中でも特に大好きな「図南の翼」もアニメで観たいです!
ネトフリさんとかやってくれないかな…。
てるる

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