八咫烏

プラネテスの八咫烏のレビュー・感想・評価

プラネテス(2003年製作のアニメ)
3.8
宇宙のゴミ拾いーー
設定がすでに面白そう。。と思ったが、デリカシーがなくてうるさい似た者同士の主役2人が好きになれず、2話だけ観て寝かせていた。
再挑戦してみたら、キャラを愛せなくともストーリーはさすがに面白い。

宇宙服やメカのデザインが、いい感じに野暮ったい。
資源、紛争、格差、難病、テロ、、普遍的なテーマのエピソードは脚本やら構成が良くて見応えがある。身につまされたり切ない話も多い。

主人公2人を嫌いになるのと比例して他のキャラの好感度は上がる笑
特にドルフが好きだった。フィーとの戦友みたいな関係性が好きだ。

ストーリーを動かすためにタナベが子供っぽいトラブルメーカーなのは仕方ないとしても、ハチマキがもっと成熟していたらなぁ。。と思わないでもないが、ラストを見ればそれもまた必要悪だったのかもしれない。

終盤フォン・ブラウン号のくだりはハラハラさせる。
完走してみれば確かに名作と言われるのもむべなるかな。万人向けの谷口悟朗って感じで解りやすく、主役2人のキャラクターに目を瞑れば観やすい作品。
総じて完成された良いアニメだったと思う。

それとed のリアルに子供のハチマキは可愛かった笑
八咫烏

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