渋谷に転生した蜀の諸葛孔明が駆け出し歌手月見英子の夢を叶えるマネージャーとなる音楽ドラマ。歴史と音楽という全く異なるジャンルを結びつけた作品です。
もはやジャンルの1つとなった異世界転生モノですが本作は実在の人物が現代の日本に転生してきて音楽業界という異なる戦場で孔明が異才を発揮するというのが痛快。死後に転生してきたのに若返っていたり日本語が話せたりするというご都合主義ですがネット情報から自分の立ち位置を理解する天才ぶりはまさに孔明！孔明と言えば置鮎龍太郎の声がドンピシャでハマっていたと思います。また声といえば英子の声は本渡楓が担当されていますが実際の歌は96猫さんが担当されています。そのため本編の歌の説得力というのがかなりありました。
個人的には英子が久遠七海と出会うことでお互い成長したり、孔明がKABE太人を仲間にしていく過程が楽しかったです。
余談。
エンディングの『気分上々↑↑』はmihimaru GTの曲のリメイクですが本作では英子（96猫）、諸葛孔明、KABE太人、久遠七海が総出していて賑やかかつ元気のでる（デフォルメ化した登場人物たちがワチャワチャしている映像も良い）名曲だと思います。
